「Nahri MV monitor」とは
「Nahri MV monitor」は、皮下組織における微小循環の血流動態に対する、リアルタイムなMulti Vascular 診療を可能とするモニタリングシステムで、測定を中断させずに各解析を可能としています。
本システムは、皮膚灌流圧測定を可能とする「Nahri MV monitor SRPP」、モニタリング機能を中心とした「Nahri MV monitor IVR」、そして、モニタリングを行いながら皮膚灌流圧測定も可能とする「Nahri MV monitor PLUS」を取り揃えております。
1.「Nahri MV monitor SRPP」とは
SRPPは、Skin RePerfusion Pressure(皮膚再灌流圧)の略称で、皮膚灌流圧(SPP:Skin Perfusion Pressure)測定法のシステムです。
皮下組織は、毛細血管にてエネルギーとなる物質の交換を行っており、この作業を行うためには、拍動性の無い20~40mmHgの毛細血管圧(灌流圧)が必要となります。
なお、この灌流圧を測定するため、本システムはNahriレーザ血流計と駆血用の血圧計を使用します。
駆血後一定の速度で減圧を行いながら、血流が再灌流し始める変曲点をPCでリアルタイムに測定し、測定を中断させずに解析を可能としています。
さらに、血圧計を2台使用することで、両足のSPP値を同時測定することも可能です。
2.「Nahri MV monitor IVR」とは
血流動態の傾向をPre/Postで増減確認できるトレンドグラフや、血流の脈動波形の観測や血管運動(Vasomotion)・血管伸展などの各種解析ができるリアルタイムグラフの機能、イベント記録記入を可能とするモニタリングシステムで、測定を中断させずに解析を可能としています。
さらに、血流計を4台使用することで、マルチポイントでの同時測定も可能です。
3.「Nahri MV monitor PLUS」とは
「Nahri MV monitor PLUS」は、『Nahri MV monitor SRPP』と『Nahri MV monitor IVR』機能を両方揃えたシステムとなっています。