製品の特長
同時に2か所(最大4か所)の測定が可能
- 測定部(子機)1台に対してレーザプローブ2個を同時に接続可能で、足底・足背など2か所の部位でSPPまたは血流量を同時に測定可能です。
- SPPは、同時測定によって部位ごとの生理的条件が同一となり、診断に対する確度が向上します。
- 血流モニタリングでは、複数個所からの多面的な評価を可能とします。
- 検査時間の短縮、ならびに患者様・操作者双方の負担軽減につながります。
- 測定部(子機)は2台まで接続可能で、最大4か所の同時測定が実現できます。
SPP測定と血流モニタリングの1台2役
- SPP測定機能に加え、最長10時間の血流量連続モニタリング/記録機能を備えています。
- 血流モニタリングにより、下肢血行再建術等において、手技中に変化する血流値のダイレクトな評価から、ストラテジーの確立・変更や、合併症の早期発見などに役立てられます。
- SPP測定
- 血流量を測定しながら、カフを加圧し測定部を駆血します。
- 十分に駆血した後、徐々に減圧しながら、血流が再開する圧力を解析し、SPP(皮膚再灌流圧)としてプログラムが自動判定します。
- 血流モニタリング
- 血流量の測定を開始し、処置前の任意の点をPREコントロールとして登録します。(カフによる駆血は行いません。)
- リアルタイムの血流量とPREコントロールを比較することで、処置・施術中の測定部の状態変化を継続的に評価できます。
スピーディで安定したSPP測定を実現
- 測定プログラムを改良し、よりスピーディで安定したSPP測定を可能にしました。
- センサープローブに光ファイバーを用いないファイバーレスプローブを採用しており、光ファイバーの振動や変形によるノイズ混入リスクや、光ファイバーが折れてしまうなどの故障リスクを回避できます。
- プログラムが自動判定したSPPは、再灌流開始ポイントをグラフで確認・変更することで、マニュアル調整できます。
- SPPのマニュアル調整
- グラフ状に表示される再灌流開始ポイントの判定ラインを任意の位置までドラッグして移動させることで、SPP値を調整できます。
高いポータブル性
- 持ち運び・取り回しの容易なコンパクト設計で、充電式バッテリーでも最長2.5時間測定が可能です。
豊富な付帯機能
- 測定結果の評価・管理をサポートする各種機能を実装しています。
- SPPマニュアル判定
- PRE/POST比較
- 血流値2点比較
- 区間平均血流
- イベント挿入・編集
- バーコード患者ID取得
測定部(子機)は本体から切り離して運用可能
- 機器本体と測定部(子機)は分離し、無線接続して運用可能なため、検査時の機材配置がより柔軟になります。
Windows用 解析ソフト「MV Viewer」
解析ソフト「MV Viewer」の併用で更に使いやすく
レーザ血流計「Nahri MV monitor Premium」は、単体で運用いただけますが、別売のWindows用解析ソフト「MV-Viewer」と連携させることで、使い慣れたWindows PCを使って結果の閲覧・解析ができるとともに、次のような機能をご使用いただけるようになります。
- オーダリング連携
- 測定データ・レポート転送
(MV monitor Premium → MV-Viewer) - レポート転送
(MV-Viewer → 生理検査システム等の院内システム) - レポート紙印刷
- MV-Viewerの詳細についてはコチラをご確認ください。
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- レーザ血流計の原理およびSPP測定の意義